世界で一番売れているX3の発売から約1年半の時を経て、360度カメラの最新機種「Insta360 X4」が発売されました。
この記事では、X3からアップグレードしたポイント、両カメラの強み、360度カメラの利点を改めて詳しくご紹介します。X3、X4どちらのカメラを買おうか迷っている人、360度カメラについて知りたい方は、まずはこちらの記事をご覧ください。
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X3、X4 両カメラの強み
まず撮影、後でアングル指定
360度カメラの最大の特徴は、最初に撮影してから、後でアングルの編集ができる撮影の柔軟性です。後でアングルの変更ができる事で、撮影時にカメラを構えてアングルを気にする必要がなく、目の前の体験、アクティビティーに集中できます。そのため、スキー、スノーボード、登山といったアウトドアアクティビティーの撮影などに特に便利です。また、全方位撮影できるので、撮り逃しがありません。編集も専用のアプリを使用すれば、簡単に行えるので、外出先でもサクッと編集して SNSへすぐに投稿できます。
自撮り三人称視点撮影
360度カメラで撮影することで、映像では自撮り棒を消すことができるので、他のカメラでは実現不可能な空撮アングルや三人称視点が自撮り撮影できるようになります。Insta360ではこの事を「No Drone No Problem (ドローンがなくても問題なし)」と呼んでおります。ドローンが禁止されているところでも撮影できるため、どこでもドローンで撮影しかのような映像が可能になります。
3mの超長い自撮り棒というInsta360が独自開発した自撮り棒を使用すれば、よりドローンライクな撮影が可能になります。
アクティブHDR
X3、X4はアクティブ HDRモードを備えています。このモードで撮影すると、動きの多いシーンでの撮影も動画を安定させ、ハイライトとシャドウの細部を維持し、より鮮やかな映像を実現します。 アクションスポーツやペースの速いシーン撮影に最適です。
超簡単AI編集
360度カメラは編集が難しいと思っていませんか?Insta360アプリを使用すれば、そんな一昔前のイメージは払拭されるでしょう。Insta360の開発したAI駆動のInsta360アプリのリフレーミングツールを使用すれば、マウントして録画ボタンを押し、その後で最適なアングルを選択するだけです。 数タップするだけでソーシャルメディアに投稿できます。
一台二役のカメラ
X3、X4は360度カメラでありながら、片面のレンズのみを使用した広角のアクションカメラとしても使用可能です。使用シーンに合わせて、シングルレンズモード、360度モードを切り替えて撮影することができる、まさに一石二鳥のカメラです。
ミーモードで常に自分をフレームのセンターに
ミーモードは、見えない自撮り棒効果を備え、リフレーム不要で自撮り撮影ができるモードです。自分をフレームの中心に捉えてくれるのでミーモードと呼ばれています。リフレームが不要でそのまま書き出しができるので、編集不要サクッと書き出したいときに便利です。
X4とX3のスペック比較
以下、Insta360 X4とX3のスペック比較です。
| Insta360 X4 | Insta360 X3 |
最大360度動画解像度 | 8K30fps & 5.7K60fps | 5.7K30fps |
最大360度スローモーション解像度 | 4K100fps | 3K100fps |
最大広角解像度/フレームレート | 4K60fps | 4K30fps |
5nm AI チップ | ✅ | × |
ビットレート | 200 Mbps | 120 Mbps |
ミーモード | 4K30fps、2.7K120fps | 1080p60fps |
駆動時間 (5.7K30fps, 実験環境) | 135分 = 67%延長 | 81分 |
タッチスクリーン | 高強度 Corning® Gorilla® Glass を使用した 2.5インチ タッチスクリーン | 強化ガラス製 2.29 インチタッチスクリーン |
レンズガード | 取り外しせる着脱式レンズガード。 標準版は同梱。プレミアム版は別売り | 粘着式レンズガード (取り外し不可) |
タイムラプス | 11K | 8K |
タイムシフト | 8K | 5.7K |
バレットタイム | 5.7K120fps, 3K240fps | 4K120fps, 3K180fps |
バッテリー容量 | 2290mAh | 1800mAh |
音声操作 | 英語、中国語、日本語 | 英語、中国語 |
ジェスチャー操作 | ✅ | × |
値段 | 79,800円 | 60,520円 |
X4のアップグレード
以下、X4で大きくアップグレードした点をご紹介します。
大幅な画質向上
X4は、最大8K30fpsで360度動画撮影できます。X3 の 5.7K から大幅に向上し、クリエイターにとっては、特にポストプロダクションの際に便利です。
フレームレートが向上し、X4ではさらにスローモーションでも滑らかな撮影ができるようになり、5.7K60fps、4Kはなんと100fpsとなり、アクション満載のあらゆる瞬間を鮮明に捉えられます。
また、X4では、360度動画を 1 つの .insv ファイルのみに記録されるようになったため、ファイル管理が楽になり、デスクトップ編集のエクスペリエンスも向上されました。
操作性向上
ジェスチャー操作
手を使って簡単に操作ができ。手を上げて録画を開始または停止、ピースサインして写真撮影ができます。グローブを装着していても操作できます。ボタン操作が難しい時、カメラをリモート操作するときに最適です。
録画をキャンセル
録画を開始した後に、邪魔が入ってしまった時、録画を中断したい時に便利な機能。シャッターボタンを長押しすれば、録画をキャンセルして削除できます。 「元に戻す」ボタンのようなもので、容量を無駄なく使用することができます。
予約録画
指定の時間に、X4を起動し、撮影し、スリープに戻るように設定できます。日の出やタイムラプスなどのショットを撮るのに最適です。
日本語音声操作
X4では、多くのユーザーからの要望を受けて、日本語の音声操作に対応しました。
創造性向上
5.7K120バレットタイム
X4では、バレットタイム撮影が5.7K120fps のスローモーションで実現できるようになりました。向上した解像度とフレーム レートで、バレットタイムがこれまで以上にシネマティックに仕上げられます。
11Kタイムラプス + 8Kタイムシフト
360度タイムラプス動画が 11K、8Kタイムシフトが撮影できます。
堅牢性
着脱式レンズガード
Insta360は、映像の品質を損なうことなく、X4のより優れた保護を提供するために、着脱式の専用のレンズガードを開発しました。
標準版は同梱されているため、レンズを保護してすぐに安全に撮影を開始できます。 耐久性の高い強化ガラスを使用したプレミアムレンズガードも別売しており、より強固で綺麗に撮影することができます。
X3 の粘着式レンズガードとは異なり、ネジで簡単に着脱できるため、アクションの激しいスポーツをしていても、カメラを安全に保つことができます。
より頑丈になったタッチスクリーン
X4 には、Corning® Gorilla® Glass でより強化された、より頑丈な 2.5 インチタッチスクリーンが搭載されています。X3 よりも、大きくなり使いやすく、ショットをレビューする際、この画面は常に表示されます。
まとめ
X4は、8K高画質、向上した操作性、創造性を備えた、360度カメラ市場でゲームチェンジャーとなる、革新的なカメラです。特にスポーツ愛好家、クリエイター、360度撮影愛好家に最適です。
X3は、市場で最も売れている360度カメラで、360度カメラ初心者、360度撮影を試した事がなく、360度撮影の魅力を体験してみたい人にとって最適なエントリーモデルとなります。価格改定され、更に買い求めやすくなっているため、コストパフォーマンスを重視する人にとっては最良な選択肢となります。
Xシリーズは、これからもファームウェアのアップデートなどで更に機能が強化されていく、Insta360の主力製品です。X4、X3どちらの360度カメラを選んでも、無限のクリエイティブな可能性を手にすることができます。Xシリーズで360度撮影の世界を体験しましょう。
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