Insta360 GO 2とGOは小型のウェアラブルカメラで、重さはそれぞれ26.5g、18.3gです。どちらも親指サイズで色は白なので、一見するとよく似ています。サイズが小さいので、他のカメラでは難しい場所にも自由にマウントしてユニークなアングルで撮影できます。
では、Insta360 GO 2とGOの違いは何でしょう？どこが改良されたのでしょうか？
Insta360 GO 2はGOと比べて多くの新機能を備え、機能が大幅に改善されています。
Insta360 GO 2とGOの機能比較表
| 機能 | Insta360 GO 2 | Insta360 GO |
| 1/2.3インチセンサー | ✔ | x |
| 動画解像度 | 1440p@50fps, 30fps | 1080p@25fps |
| 防水性能 | IPX8 4メートル防水 | IPX4 耐水 |
| レンズ保護フィルター | ✔ | x |
| 充電ケース | ✔ 充電器 ✔ リモコン ✔ 三脚 | ✔ 充電器 |
| 駆動時間(撮影時間) | 単体：30分 充電ケース併用：150分 | 単体：16分 充電ケース併用：60分 |
| 最長クリップ尺 | FPV モード: 30分 動画 (ベーシック手ブレ補正) : 15分 プロ動画 (FlowState 手ブレ補正) : 10分 | FPVモード: 5分 FlowState 手ブレ補正: 1分 |
| 手ブレ補正 | ✔ FlowState 手ブレ補正 ✔ ベーシックカメラ内手ブレ補正 | ✔ FlowState 手ブレ補正 |
| FOV (視野角) オプション | ✔ 超広角 ✔ アクションビュー ✔ リニア ✔ 狭角 | ✔ 超広角 |
| Wi-Fiプレビュー | ✔ | x |
| ストレージ容量 | 32GB | 8GB |
画質向上
1080pから1440pへの画素数の増加は、それほど大きな違いではないように思えるかもしれません。しかし、Insta360 GO 2とGOの画質の違いを過小評価してはいけません。
GO 2の画質向上の秘密は、新しいイメージセンサーにあります。GO 2の1/2.3インチセンサーはフラッグシップアクションカメラに標準的に搭載されているサイズで、より鮮明で精細感のある超広角映像が撮影できます。GO 2にはこのセンサーと共にフラッグシップアクションカメラと同等の高性能ハードウェアが1/6のサイズの筐体に詰め込まれています。以下の動画で映像の違いを比べてみてください。
新しいイメージセンサー以外にも、GO 2は新たにHDR動画モードとビビッドカラープロファイルを搭載しました。このような改良のおかげで、撮って出しでパンチのある映像が得られます。
耐久性と撮影時間の向上
Insta360 GOのユーザーから最も要望の多かったのは、耐久性と撮影時間の向上です。Insta360 GOの防水等級はIPX4に過ぎませんでしたが、GO 2はIPX8完全防水となり、レンズ保護フィルターを装着すると単体で水深4mまで使用できます。
ここでもう一つの重要な改良点である、交換可能なレンズ保護フィルターが登場しました。Insta360 GO 2にはねじ込み式で取り外し可能な、傷のつきにくい強化ガラス製レンズ保護フィルターが付属します。
では撮影時間にについてはどうでしょうか? この点でもInsta360 GO 2は大きく改善されています。Insta360 GO 2単体で30分、充電ケース併用で最大150分撮影できます。GOの場合は単体で16分、充電ケース併用で60分でした。
バッテリー寿命が長くなったことで、最長クリップ尺も伸びました。GO 2は単体で最長15分の動画を撮影できますが、GOの場合は最長1分でした。FPV撮影の場合はさらに向上しており、GOではたったの5分でしたが、GO 2では最長30分まで撮影できます。
そして最後に、このように長くなったクリップを保存するための容量も増えました。Insta360 GO 2の内蔵ストレージは32GB (使用可能領域は28GB) で、GO の4倍です。
充電ケースとアクセサリーの改良
Insta360 GO 2にはGOと同じ種類のアクセサリーが付属しますが、そのアクセサリーも改良されています。
Insta360 GO 2の充電ケースはリモコンにも、三脚にも、自撮り用の持ち手にもなります。また、充電ケースの画面と2つのボタンを使って、最大10m離れたところからモードや設定を変更したり、録画の開始や停止ができます。
充電ケースの下の部分を持って自撮りしたり、背面にある三脚用の脚を出して手早く卓上撮影を用意したりできます。充電ケースの底面には1/4インチねじ穴が付いているので、見えない自撮り棒を取り付けることもできます。何よりも、充電ケースはInsta360 GO 2をたったの35分でフルに充電できます。充電ケース自体はType-Cケーブルを使用して充電し、充電時間は65分です。
以下のInsta360 GO 2マウント用アクセサリーも改良されました。
- 磁気ペンダント: 磁力が強化され保持力が向上しました。
- 簡易クリップ: 調節方法が新しくなり、ちょうどいいアングルに調節できます。
- ピボットスタンド: 完全に再設計され、折り畳み式で調節可能になりました。繰り返し使用できる粘着ベース、内蔵ハンドル、リストストラップを装備しています。
別売りアクセサリーも新しく追加されました。
- マウントアダプターバンドル: 2個の磁気マウントのセット。プロングマウントおよび1/4インチねじ穴マウントアクセサリーや、アクションスポーツ用プロングアダプターに対応。
- ペットストラップマウント: ピボットスタンド用のポケットが付いた、マジックテープストラップ。ペットの一人称視点での撮影にぴったりです。
- NDフィルターセット: 4種類のNDフィルターのセット。光量の多い条件下で色とコントラストのバランスを取ったり、FPVドローン映像の「こんにゃく現象（ローリングシャッター現象）」を低減したりできます。
視野角のオプションが追加
視野角 (FOV) に関するオプションは、Insta360 GOでは超広角の一種類だけでした。Insta360 GO 2では新たに、アクションビュー、リニア、狭角の3つのFOVオプションが追加されています。
アクションビューはアクションPOV撮影に特に最適化された視野角で、他の視野角よりも高さがあるため撮影者の体が大きく映るので、よりスピード感が得られます。
プロ動画モードでの視野角の詳細は以下の通りです。
| アスペクト比 | 視野角 | 水平視野角 | 垂直視野角 | 対角視野角 |
| 16:9 | 超広角 | 120 | 71.9 | 134.1 |
| アクションビュー | 110 | 85.3 | 132.2 | |
| リニア | 110 | 76.3 | 116.7 | |
| 狭角 | 86 | 55.1 | 93.7 | |
| 9:16 | 超広角 | 71.9 | 120 | 134.1 |
| リニア | 76.3 | 110 | 116.7 | |
| 狭角 | 55.1 | 86 | 93.7 | |
| 1:1 | 超広角 | 93.4 | 93.4 | 125.6 |
| リニア | 90.5 | 90.5 | 109.9 | |
| 狭角 | 69.2 | 69.2 | 88.6 |
数値はすべて度数で、推定値です。視野角は動画モード（ベーシック手ブレ補正）では変化します。
プロ動画モードでは、解像度やフレームレートを変えても視野角は変わりません。
AI編集搭載のInsta360 アプリ対応
Insta360 GOとGO 2のどちらも編集機能を完全装備したInsta360アプリが用意されています。使用するアプリは、Insta360 GOではGO専用アプリを使用しますが、GO 2ではONEシリーズと同様にInsta360アプリを使用します。
GO 2のユーザーはこのInsta360アプリを使って、WiFi経由でカメラに接続したり、撮影した映像をリアルタイムでプレビューしたりできます。GO 2のように小型のPOVカメラでは、この機能は撮影した映像をモニターするのに役立ちます。他にも多くのマニュアル設定がアプリから利用できます。
編集に関しては、Insta360 GOとGO 2のどちらもFlashCut自動編集機能を使用できます。しかし、GO 2ではFlashCutはより一層強力になりました。2通りの方法が選べます。
- テーマ付きテンプレート: スポーツ、ペット、旅行などのテーマから選択。あとはテーマに必要なクリップを選ぶだけでAIが最高のシーンを選び出し、音楽とトランジションを付けて一つの映像にまとめます。
- ストーリーエディター内: 好きな主題で好きなだけクリップを選ぶと、AIが最高のシーンを選び出し、音楽とトランジションを付けて一つの映像にまとめます。
Insta360アプリの強みであるAI編集については、「編集ラボ: 最高の動画をあなたの代わりに数分で編集してくれるAIツール」の記事で詳しくご紹介してます。
どちらの方法でも、わずか数秒でそのままSNSに投稿できる映像を作成します！
Insta360 GOとGO 2の共通点
Insta360 GO 2とGOはどちらも同梱アクセサリーでハンズフリー撮影が体験できる、マウント可能な超小型アクションカメラです。磁石に付くように設計されているので、他のアクションカメラが装着できない場所にマウントできます。とても小さなカメラなので、装着していることを忘れてしまうほどです。
どちらのカメラもInsta360のFlowState手ブレ補正と水平補正アルゴリズムが利用でき、プロ用ジンバルを使って撮影したかのような非常に滑らかな映像が撮影可能です。
Insta360 GO 2 vs. GO: まとめ
Insta360 GO 2は、画質や耐久性の向上、より洗練されたワークフローなど、GOから大きく改良されました。造りが頑丈なので、どのようなアクションにも対応できる360度アクションカメラです。サーフィンやマウンテンバイク、ランニングをしたり、FPVドローンを飛ばしたりしている時でも、この小さなアクションカメラにはかさばる機材を使わずにハンズフリーで撮影できる自由度があります。このウェアラブルな超小型アクションカメラはペット、子供にマウントさせたりと家族撮影にもぴったりです。
Insta360 GO 2にアップグレードをご希望の方は、Insta360.comで購入できます。
Insta360の最新情報やユーザーストーリーをチェックしたい方は、公式ブログをチェックしてください。また、Insta360コミュニティに参加すると、ユーザー同士で情報交換をすることができます。
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